2023/6
悩みの中にどっぷりと使っていると、抜け出せないような気分になるでしょう。
心の中でつぶやいているのは、「どうすればいいの?」「誰か助けて。」「なんで?どうして?」などといった言葉でしょうか。
過去や未来は、暗黒のような気分になるでしょう。
なぜこのようなことが起きるのでしょうか。
私達の感情には、多くの情報が蓄えられています。過去の体験に基づいたものが全てという訳でもありません。
使われている脳は、数%に過ぎないと言われています。
残りの脳の九十数%は、表面化していないだけで、活動しているのです。
本当は、こちらの部分が多く、この部分に膨大な情報が隠されているのです。
感情は、情報なのです。
つまり感情を大事に扱うことは、自分の持っている膨大な情報を得るために重要なことなのです。
悩みの多くは、相手の言葉に傷ついたり、態度に傷ついたり、自分の失敗に傷ついたりすることによって引き起こされることがあったり、大事な人を失ったり、大事なものを失ったりすることによって起こる場合もあるでしょう。
他にも色々あるでしょうが、そこから立ち直れなくなるのは、自分でその状況に対処することができないということが大きな原因ではないでしょうか。
その状況に対処できれば、トンネルの長い暗闇から抜け出すこともできるでしょう。
そのために必要なのが感情です。
言葉に出しても出さなくても、相手を責めたり、自分を責めたりしていることが多いと悩みは尽きません。
様々な場合はあれども、まずは、自分は傷ついたということを自覚することです。
「私は、傷ついたんだ。」「私は、悲しかったんだ。」「私は、辛かったんだ。」
相手に伝えることができれば、伝えることは大事なことです。伝えられなくても、自分で自分を慰めてあげるといいでしょう。
このように、相手や自分を攻撃していた部分を、自分をいたわる言葉に変換することで、悩みの多くは解消されていきます。
感情は間違ってはいません。自分の感情の根底を見誤っているだけなのです。
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